こだま 残響 遅延

一般的なカラオケ店のマイクにたっぷりかかっているEcho(えこー)。
これがあると山彦のような広い空間の響きが加わり気持ち良く歌えますよね。
実はこのEchoという言葉、現場ではあまり使われないことがあります。


Reverb Time
= Reverbの長さ

Initial Delay
= Reverbと原音の隙間
原音をはっきり聞かせたい時に。

まずReverb(りばーぶ)。
教会やホール、お風呂など天井の高いところや音が反射しやすい場所で手を叩いたりすると、音が広がる様なイメージで鳴りますよね。
音源から耳に直接(最短距離で)届く他に、周りにあるいろいろなものに当たって跳ね返ってくる音が耳に届くと、当然ですが最短距離で届いた音より遅れて聞こえます。
これがReverb、日本語で言うと残響です。
ほぼ全ての場所にあり、これがないのは無響室(むきょうしつ)くらいです。

それぞれ名称があったり、Reverbにも種類がありますがここでは割愛させていただきます。

Stereo Delay
LとRそれぞれ設定できる
画像の場合はダブり目的で使用

次にDelay(でぃれい)。
Reverbと同じ要領で、遅れてきた音が原音(元の音)と切り離され独立して聞こえる状態の音のことです。
わかりやすく言えば、やまびこ(こだま)のように原音と区別ができる反射音です。
これがDelay、日本語で言うと遅延です。
ライブなどでは「Delayで飛ばして」なんて使ったりします。

それぞれ名称があったり、Delayにも種類がありますがここでは割愛させていただきます。

そしてカラオケ店でよく聞くEchoはこの2つが合わさったものに近いので機会があればぜひ意識して聞いてみてくださいね。

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